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いつも私は堅苦しい話ばかりですので、今日は皆さん肩の力を抜いてリラックスして、聞いて下さい。一寸としたジョークをお話ししたいと思います。
Aさんと云う人が、会社に入社したころ、仕事中に所中、奥さんと電話している係長がいたそうです。
しかも、奥さんも大胆で、旦那さんの「けいたい」ではなく、会社の代表電話に堂々とかけて来るのだそうです。
Aさんがその係に行って仕事の打ち合わせなどしていると、その係長に「〇〇係長、奥さんから電話です。」と声がかかる場面をよく目撃していて「自分がここにいるときだけでも、こんなに電話が来るなんて、いくら何でも私用電話が多いのでは」と思っていたそうです。
その係長は、奥さんから電話がかかって来ると、いつも周りに聞こえないくらいの小さな声で長々と話している。周りの社員もひと言、「係長、いい加減に私用電話はやめて下さい」と云えばいいのにと思っていました。
しかし、或る日、その係長が奥さんからの電話を、こう言って切るのを目撃したのです。
「では間違いなく、納品しておきます。失礼致します」
係長は奥様と電話しているのではなく、取引先の「奥」という名前の人と商談をしていたのです。
次は、Bさんという人が、満員電車に乗っていたときのことです。
むし暑い車内に子供の声が響きました。
「はきた~い」
その声に車内は凍りつきました。大人のBさんでも、気分が悪くなる状態でしたので、この満員電車の中で吐かれた日には、大変ですよね。
どんなにうまく吐いても、隣の人の服を汚してしまいそうですし、いくらビニール袋があって吐いても、ぐっと匂って来るでしょう。
そんなことを考え、ビクビクしていたら、またしてもさっきと同じ子供の声が聞こえました。
「お父さん、はきたい」
頑張れ子供、もうすぐ終点だ とBさんは心の中で叫びました。
「は、き、た、い…」といよいよさし迫った声に車内は緊張しました。
「しっ、もう少し我慢しなさい」とそれに答えるお父さんらしい人の声がしました。
すると、その時、「この電車は、間もなく終点〇〇に到着します」という神のお告げのようなアナウンスが流れました。
電車は終点の駅に滑り込み、扉が開いて、ドーッとお客は降りて行きました。
Bさんは、どうしても声の主の姿を見たくて、声がした方向の人達が居なくなるのを見つめていました。
するとシルバーシートに声の主らしい少年を見つけました。
ところが、その子は片方だけ脱げてしまった一方の靴を一生懸命にはいていました。
その子は、脱げてしまった靴を「はきたーい」と訴えていたという訳です。
外来でメダカがかわれています。いつも眺めて楽しんでいます。
そこで、メダカより小さく、クジラより大きい魚がいるそうですが何でしょう。外来の松下さん達には話したことがありますが、皆さん解りますか?
そんなのいるか、で「イルカ」が正解です。
時にはいやなことを忘れ、頭をほぐしそしてまた眞面目に仕事に戻りましょう。
インフルエンザの季節です。早目に予防注射をしておきましょう。
患者さん達にうつさないためにも、気を付けて下さい。11月も頑張りましょう。よろしくお願いします。
「そのまま使える話のネタ100」
西沢 泰生 著より
医療法人純青会 せいざん病院
理事長 田上 容正