朝礼訓辞

令和3年10月 朝礼訓辞

 蟹の親子が、海辺を散歩していました。
母が息子に注意しました。
「みっともないから、横に這って歩いてはいけませんよ。ちゃんと、真っ直ぐに歩きなさい」と。
すると、息子が答えました。
「僕にお説教するなら、まずお母さんから、真っ直ぐに歩いてよ。それを見習うから」


 これは、イソップ物語の中の話です。
「人に何かを指摘する者は、まず自分の姿勢を正してからにせよ」という、メッセージが込められています。


 太平洋戦争の時、海軍の総司令官であった山本五十六という将軍がいました。
皆さんピンとこられないかもしれませんが、私は小学4年まで山本五十六を神様のように思っていました。
 山本五十六は、新潟県長岡市の出身で日本海軍を創設した人でブーゲンビル島で日本軍の総本部にいて、向って来るアメリカ軍と戦っていました。山本は、この戦争は不利であることを悟っていましたが、終戦直前飛行機で飛び立ちますが、数機のアメリカの飛行機に撃墜されました。後頭部から顔面に弾丸が貫通していたそうです。山本五十六の名言集が多く残っていますが最も有名なのは、「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」


 蟹のお母さんと正反対のことを語っていますが、解らないことは上の人や同僚に聞いて、少しずつ成長を遂げて行かねばならないと思います。


 10月には衆議院の解散があり31日には選挙があります。コロナもまだまだ、油断したら不可ないと思います。


 世の中はまだ騒然としていますが、お互いに体調に気を付けて今月も頑張りましょう。
よろしくお願いします。

令和 3年10月 6日(水)

医療法人純青会 せいざん病院
理事長  田上 容正

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