
令和8年4月より、医療法人純青会 せいざん病院の院長に就任いたしました。
私はこれまで、鹿児島県本土の精神科医療の現場において、40年以上の年の長きにわたり研鑽を積んでまいりました。そのうち13年間は病院長として、精神科救急 システムの構築や、児童から老年期まで全世代を対象として、地域に開かれた病院運営に努力してまいりました。このたび、種子島・屋久島圏域における精神科医療 の要である本院の舵取りを担うこととなり、その責任の重さに身が引き締まる思いです。
精神科医療を取り巻く環境は、今、大きな転換期を迎えています。単なる症状の改善にとどまらず、患者様が病を持ちながらも、いかに住み慣れた地域で自分らし く、安心して暮らし続けることができるか。その「生活の質」を支えることが、私たちに課せられた使命であると考えております。また、子供たちの心や行動の問題が 学童期から思春期まで大きな社会問題となってきています。離島という限られた医療資源の中で、本院が果たすべき役割は極めて多岐にわたると考えています。
当院は、認知症疾患医療センターとしての専門的な役割に加え、デイケアや就労支援といった社会復帰への架け橋となる機能を備えています。私はこれまでの経験 を活かし、まずは職員一人ひとりが誇りを持って働ける環境を整え、対話を重んじる組織文化をさらに醸成してまいります。専門職としての確かな技術と、相手の痛 みに寄り添う温かな心を両立させ、地域の皆様に「せいざん病院があって本当に良かった」と感じていただける医療サービスを提供してまいる所存です。
また、種子島医療センターをはじめとする地域の医療機関や行政、福祉施設の様との連携をこれまで以上に深化させ、島全体で患者様を支える「顔の見えるネッ トワーク」の強化に尽力いたします。
私は、この種子島の美しい自然と、人々の温かさに深い敬意を抱いております。これまでの歩みで得た知見のすべてを捧げ、島民の皆様の心の健康を守るパートナ ーとして、共に歩んで参りたいと考えています。種子島の地で精神科医療を志し、一緒に働いていただける皆様を心からお待ちしています。精神科医療に携わる多く の職種の皆様に、是非一度、病院の見学に来ていただければ歓迎いたします。
何卒、前任者同様、格別のご指導とご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
| 昭和58年 3月 | 鹿児島大学医学部卒業 |
| 平成 4年 4月 | 鹿児島県立姶良病院勤務 |
| 平成11年 4月 | 鹿児島県立姶良病院副院長兼 |
| 精神科部長就任 | |
| 平成12年 4月 | 鹿児島県立姶良病院副院長就任 |
| 平成25年 4月 | 鹿児島県立姶良病院院長就任 |
| 令和 8年 4月 | 医療法人純青会せいざん病院 |
| 院長就任 |
これからも地域の皆さまに信頼される病院であり続けるため、スタッフ一同、日々研鑽を重ねてまいります。一緒に働いていただける 皆様を心からお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。