朝礼訓辞

平成26年8月 朝礼訓辞

今日、私は皆さんにとてもよいお知らせをお伝え出来ることをうれしく思います。
それは、今年の夏の全国高等学校野球大会に鹿児島県代表として鹿屋中央高校が出場することになったことです。
そして、その中心選手で不動の4番バッターが私達せいざん病院の木原看護部長の息子さん(三男)の智史君で、県大会では5割近い打率を残し、一年生よりホームランを量産し、40本近くも打っているのです。
その他にも、種子島中学校出身の大田君と西村君もいて、今種子島はこの話題で持ち切りです。

彼らは、激しい練習に練習を重ね死にもの狂いで鍛錬と試練を経てこの栄冠を勝ち取ったのです。
何事も努力しなくては、何の成果も報われて来ない。私達は日常の生活でも、生涯の働きでも努力なしには報いられないのです。
私達は、私達の与えられた使命、患者をいたわり慰め励ましその快復を願って介護・看護にあたることです。

 ある水族館に大量の魚を送ることになりました。
技師が付き添い、水加減に注意しつつ2週間かかって運びました。
しかし水族館に着いた時には、ほとんどの魚が死んでいました。今度は魚を入れた水槽にタコを一匹入れました。魚は命懸けで逃げます。
またタコは手を伸ばす、魚は逃げる、追いつ追われつの2週間、魚はヘトヘトに疲れましたが一匹も死んでいませんでした。
最初の魚は何故死んだのでしょうか。魚は海の中では、潮の流れに逆らい、敵の襲撃に気を遣い、断えず動き回っていた訳です。だが、水槽の中は平穏そのものでした。

せいざん病院での試練も同じようなことが云えると思います。
種子島、屋久島の精神科医療の為に、私は年齢とも顧みずこれからも一生懸命、命の限り仂く覚悟です。
志を同じくして下さる皆さんと一緒に頑張りたいものです。
何事も宜しくお願い申し上げます。

8月に入り、台風11号、12号と次々来襲します。酷しい残暑が続きます。蒸し暑い夜が訪れます。
体調には気をつけて、今月も頑張りましょう。

医療法人純青会 せいざん病院
理事長  田上 容正

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